【地獄の日々の終焉】15年続けたコンビニを閉めることに。久しぶりに会った親戚からはイヤミを言われたが…【第4話まんが】

コンビニを閉めてから、家の中は急に静かになりました…

私は沢村フミコ(50代後半)。底なし沼でも、真面目にやっていればいつか報われる。信じるしかなかった私は、翌日もその翌日も、コンビニのカウンターに立ちました。家族3人でシフトの穴を埋め、謝って、回して、また回す。「いつか抜け出せる」その言葉だけで踏ん張り続けて、気づけば季節が何度も巡っていました

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3話よりつづく

コンビニを閉めることに

この15年はなんだったんだろう。

久しぶりの親戚宅へ

その年のお正月、私たちは久しぶりに本家へ挨拶に行きました。親戚が集まる新年の恒例行事です。

コンビニの仕事を始めてからというもの、こうした集まりに顔を出す余裕もありませんでした。「そろそろ挨拶しなきゃ」そう思って、久しぶりに参加することにしたのです。

新居のお披露目会以来、お正月に本家へ来るのは本当に久しぶりでした。

お年賀に渡したのは、小さなお菓子の箱ひとつ。親戚たちは「これだけ?」と言い、ほかにも何か言いたげな顔をします。

私は後ろ指を指されるようなことは何もしていない。そう思いながらも、その場の空気に耐えきれず、席を外しました。

仏間にいた義母は…

背後からはひそひそと、私のことを悪く言う親戚たちの声が聞こえてきます。

私はお仏壇に手を合わせるふりをして、仏間へ向かいました。そこには義母がいて……。

コンビニを閉めてから、家の中は急に静かになりました。あの慌ただしさが嘘みたいに、ゆっくりと、時間だけが流れていきました。

……私は、やり切ったのだと思いました。
 

私は逃げずにこの家を守った

これでいいのです。私は逃げずに、この家を守り抜きました。

コンビニ経営の過酷な日々も、親戚の嫌味も、全部耐えて、店は契約満了まで回し切った。

それが、私にとっての新しい「正しさの証」です。

私は最後まで、妻として、母として、役割を果たしました。それでも、ときどき思い出してしまうのです。戻れないと分かっていても、まだ家族の空気が柔らかかった頃のことを。

私は生きていきます。これからも、地道に。

――私らしく、正しく。この家とともに。


END

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