朝ドラ『あさが来た』で創設の歴史が描かれた「日本女子大学附属高校」。三大綱領として、「信念徹底、自発創生、共同奉仕」を掲げ…
03/19 12:30
婦人公論.jp

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【書影】歴史・伝統・校風、有名な卒業生まで徹底網羅。八幡和郎『日本の名門高校 - あの伝統校から注目の新勢力まで -』
日本女子大学附属高校 私立/女子校/中高一貫/神奈川県川崎市多摩区
NHK連続テレビ小説『あさが来た』で創設の歴史が描かれる
神奈川県には慶應義塾大学以外にも東京の大学の附属高校がある。日本女子大学附属中学校・高等学校もその一つで、川崎市多摩区に附属中学校とともに併設されている。小田急線の読売ランド前駅から徒歩10分というアクセスである。
日本女子大学の目白キャンパスには、大学の家政学部、文学部、理学部、附属豊明小学校・幼稚園などがある。
大学の創立は明治29年(1896)、成瀬仁蔵が『女子教育』を出版し、「日本女子大学校創設之趣旨」を発表したのがきっかけ。NHK連続テレビ小説『あさが来た』の主人公のモデルである広岡浅子の尽力により、三井家から女子大学敷地として、目白台にある5520坪の土地の寄付を受けて、明治34年(1901)に創立された。それと同時に日本女子大学附属高等女学校も開校した。上記のドラマでは、日本女子大学の設立の経緯についても紹介された。
昭和23年(1948)に、附属高等女学校を母体に、新制の日本女子大学附属中学校が目白台に、日本女子大学附属高校が西生田に開校された。昭和54年(1979)に附属中学校が西生田キャンパスに移転した。
日本女子大学附属高校では、三大綱領として、「信念徹底、自発創生、共同奉仕」を掲げている。また、創立者である成瀬仁蔵が明治34年の創立時に唱えた、「自ら考え、自ら学び、自ら行う」という「自念自動」をもって教育方針の根幹としている。
毎年夏休み明けに、軽井沢セミナーという行事が行われる。大学所有の軽井沢にある三泉寮で、2泊3日で開かれる2年生最大のイベントだ。
卒業生の多くが日本女子大学に進学
日本女子大学への進学を希望する生徒は原則として推薦される。2025年度の卒業生について見ると、卒業生のうち、7〜8割が日本女子大学(内部推薦)に進学するが、北里大学と東京女子医科大学には2名ずつの指定校制度での進学がある。
このほかでは、東京大学にも1名が合格している。また、難関私大では、早稲田大学に3名、慶應義塾大学に2名、上智大学14名が合格。
卒業生には、田中眞紀子(元外相)、渡辺ミキ(ワタナベエンターテインメント社長)、平岩弓枝(作家)、大石静(脚本家)、君島十和子(元女優)、河内桃子(女優)、松本和子(化学者)、田口惠美子(アナウンサー)、木村盛世(医師)などがいる。
※本稿は、『日本の名門高校 - あの伝統校から注目の新勢力まで -』(ワニブックス)の一部を再編集したものです。