春のゆらぎに“精油成分”。爽やかな芳香がゆるめる「香り炒め」とは
03/10 18:00
香りは “呼吸” を通して届く

春菊特有の青くさわやかな香りには、α-ピネンやリモネンなどの精油成分が含まれています。これらは森林や柑橘類にも含まれる香り成分として知られ、気分を切り替えたいときに親しまれてきました。
にんにくの温かな香ばしさが重なり、まいたけのうま味が土台を支えることで、味わいに奥行きが生まれます。そこへ加えるのが、ほんの少量の柚子胡椒。柚子の皮の香りがふわりと広がり、全体を引き締めながら後味を軽やかに整えます。
香りを感じながらゆっくり噛むこと。それだけで、自然と呼吸が深まりやすくなります。
春のゆらぎを感じやすい時期に、やさしく寄り添ってくれる組み合わせです。
春菊とまいたけの香り炒め(調理時間:約10分)

材料(2人分)
・春菊……1/2束
・まいたけ……1パック
・にんにく……1かけ
・オリーブオイル……大さじ1
・塩……少々
・しょうゆ‥‥‥‥‥‥‥少々
・柚子胡椒……少々(耳かき1〜2杯程度)
作り方
1. 下準備
春菊はざく切りにし、まいたけは手でほぐす。にんにくは薄切りにする。

2. 炒める
フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れ、弱めの中火で香りが立つまで熱する。まいたけを加えて炒め、しんなりしてきたら春菊を加え、さっと火を通す。

3. 仕上げ
塩で味をととのえ、火を止める。柚子胡椒をしょうゆに溶かし、全体にからめる。
おいしく仕上げるポイント
柚子胡椒は火を止めてから加えること。
熱しすぎると香りが飛びやすいため、余熱でなじませる程度がちょうどいいです。
食べる前に、湯気の立つ一皿に顔を近づけて深呼吸をひとつ。
春のゆらぎに、香りの力をやさしく取り入れてみてください。
山田直
ヨガ講師・自然食料理人。福岡県出身。写真学校卒業後、作家活動をしながら横浜でホテルサービス勤務。3.11の地震を契機に仕事を辞め、ヨガとマクロビオテックを学ぶ。後に、湘南のオーガニックレストランにてキッチンに入り、重ね煮と出会う。その野菜の美味しさ、味わいの違いに深く感動。学びを深める。現在は、東京、横浜、湘南エリアにてヨガ講師の仕事ヨガをメインに活動し、イベント、ワークショップにて、重ね煮やオーガニックの料理を伝えている。全米ヨガアライアンスRYT200認定ヨガ教師/クシマクロビオティックLevel2修了/ヒツジナヨガ主宰