「馬券スランプ」の時にやることとは…ギャンブル名人の指南書「神の言葉」を心に刻んでみよう
03/14 09:00

馬券の調子が悪い時は、どうするか。個人的なことを言えば、ギャンブル名人が書いた本を引っ張り出して、眺めている。例えば、さいふうめい著「阿佐田哲也勝負語録:ここ一番に強くなる」だ。作家の阿佐田哲也氏が書いたものの中から、ギャンブラーとして役立つところをまとめたものだが、教えられることが多い。好きなフレーズをいくつか挙げてみよう。
〈もともとギャンブルは自分が神になろうとする遊びなのだ。勝つことが神なのだからね〉(阿佐田哲也の競輪教科書)
〈フォームというのは、これだけをきちんと守っていれば、いつも六分四分で有利な条件を自分のものにすることができる、そう自分が信じることができるもの、それを言うんだな〉(うらおもて人生論)
馬券についてはこんなことを言っている。
〈百円の馬券が、たとえ百十円の配当でわずか十円のプラスであっても、その一点しか考えられないならば、金を張る理由になる。また、六十四種類の中で六十四分の一という確率しかないむずかしい馬券でも、配当率が危険率を大きく上廻るならば張ってみる価値はある。それが博打である〉(次郎長放浪記)
絶版になっているので手に入れるのは難しいだろうが、これらはギャンブラー必見の書だと思っている。
さて、今週のJRA競馬では、レース当日の3月15日に武豊が57歳の誕生日を迎える。その日、中京で行われる金鯱賞(GⅡ、芝2000メートル)でジューンテイク(牡5)に騎乗するのだが、勝てば5度目のバースデー重賞V、そしてJRA重賞40年連続勝利となる。
同馬とは初コンビとなるが、1週前調教に騎乗して「前進気勢が強い感じだった。勝ったレースはスタートを決めて前目で流れに乗っていたし、今回もスタートがポイントかな」とコメントしている。馬は前走の京都記念(GⅡ)で1年9カ月ぶりの復活勝利を飾ったが、屈腱炎を乗り越えての重賞2勝目だった。騎乗したのはこの3月から調教師になった藤岡佑介で、これが自身最後の重賞勝ちである。
武英智調教師が「前走を使って、状態はさらに上向き」とコメントしている上に、中京コースは2勝、2着1回、3着1回と好相性。好勝負を期待したい。
なお、金鯱賞には最年長勝利記録を更新し続ける59歳の柴田善臣、3月8日にJRA通算3000勝を達成した58歳の横山典弘も騎乗する。50代トリオの重賞顔合わせは、どんな戦いを見せてくれるか。
では、グッドラック!
(兜志郎/競馬ライター)