OpenAIが核融合スタートアップ・Helionからの電力購入について協議、サム・アルトマンはHelionの取締役を辞任


膨大な電力を必要とするOpenAIが、核融合スタートアップ・Helionからの電力購入を協議していることがわかりました。
OpenAI explores fusion energy in Helion power deal
https://www.axios.com/2026/03/23/openai-fusion-altman-helion
I have loved being on the Helion board; I continue to be extremely excited about a future with abundant energy and Helion in particular.
As Helion and OpenAI start to explore working together at significant scale, it is difficult for me to be on both boards. (I will have a… https://t.co/hbc82a8mPG— Sam Altman (@sama) March 23, 2026
ニュースサイト・Axiosによると、OpenAIはHelionから生産量の保証部分として当初は12.5%を確保する可能性があるとのこと。この数字を2030年までに5GW、2035年までに50GWに拡大することについては協議が行われています。すでにHelionが発表しているMicrosoftへのエネルギー供給量は50MWで、5GWはその100倍、50GWだと1000倍に相当します。
OpenAIは2025年から4年間で5000億ドル(約73兆6000億円)を投じて大規模データセンターを建設しAIの開発・運用を活発化させる「Stargate」プロジェクトを推進しており、Helionから確保した電力をStargateの需要の助けとする見込みです。
OpenAIとソフトバンクが70兆円超の投資でAIデータセンターを設立する「Stargate」プロジェクトを発表 - GIGAZINE


Helionは2013年創業の核融合スタートアップで、アルトマン氏は株式を相当数保有する取締役でもあったのですが、OpenAIがHelionと協業する可能性が出たことで「二重の役割を果たすことはできない」として、Helionの取締役を辞任したとのこと。
Helionの創業メンバーでCEOのデヴィッド・カートリー氏は、アルトマン氏の取締役辞任をふまえて「この決定により、HelionとOpenAIはゼロカーボンで安全な電力を世界にもたらすための、将来にわたるパートナーシップを模索することができ、Helionにはその準備ができています」とコメント。また、アルトマン氏のこれまでの働きに感謝した上で「新しい立場で皆さんと協力できることを楽しみにしています」と述べました。
Sam Altman is stepping down from Helion’s Board of Directors.
This decision enables Helion and OpenAI to explore future partnerships to bring zero-carbon, safe electricity to the world, which Helion is perfectly poised to deliver.
Sam has played an integral role in Helion’s…— David Kirtley (@Dkirtley) March 23, 2026
Helionの広報担当者は「MicrosoftおよびNucorとの発表済みの契約以外で、新たな顧客の発表は行っていません」と述べ、OpenAIとの契約について言及しませんでした。
なお、HelionとOpenAIは「Stargate」と連携する形で、2028年に初の商用核融合プラントの展開を予定しています。

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