アメリカは再び大気の状態が不安定 シカゴなど大都市も荒天リスク高まる

先週末で竜巻などの被害が出たアメリカは、再び大気の状態が不安定になっています。中部から東部の広範囲で雨雲が発達しやすく、シカゴなど大都市でも荒天リスクが高まっている状況です。

季節外れの暖気と寒気の間で前線が活発に

上空5500m付近で−21℃以下の寒気を伴った寒冷渦が、アメリカとメキシコの国境付近まで南下してきました。

その一方で、メキシコ湾からアメリカ南部、東部にかけては暖かな空気が流れ込んでいます。この暖気によって季節外れの陽気になった所があり、ニューヨーク・セントラルパークでは現地時間10日(火)の最高気温が華氏80度(26.7℃)に達しました。

これは1990年3月13日に記録した、過去最早の華氏80度到達を更新するものです。

「スーパーセル」が発生する可能性

季節外れの暖気と寒気の温度差が大きく、その境界では前線の活動が活発になっています。前線は現地時間の11日(水)にかけてゆっくりと東進する見込みです。

大気の状態が不安定になって雨雲が発達しやすく、局地的には「スーパーセル」と呼ばれる巨大な積乱雲となる可能性があります。発達した積乱雲の周辺では雷を伴った激しい雨や雹、竜巻などが起こるとみられます。

特にリスクが高いのはテキサス州やオクラホマ州、シカゴを含むイリノイ州からインディアナ州です。気象当局は荒天への警戒を呼びかけています。
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