ついに“歴代最強のR”が販売終了!? ホンダ「シビックタイプR」に特別仕様車「アルティメットエディション」登場! 欧州で40台限定発売

ホンダは2025年6月5日、欧州市場における「シビックタイプR」の販売終了を記念し、40台限定の特別仕様車「アルティメットエディション」を発表しました。どんなクルマなのでしょうか。

欧州販売終了の幕引きを飾るスペシャルな“最終型”

 ホンダは2025年6月5日、欧州市場における「シビックタイプR」の販売終了を記念して、40台限定の特別仕様車「アルティメットエディション(Ultimate Edition)」を発表しました。

ホンダ・シビックタイプRの特別仕様車「アルティメットエディション」

ホンダ・シビックタイプRの特別仕様車「アルティメットエディション」

 ホンダが欧州で発表したシビックタイプR アルティメットエディションは、28年にわたる“ホットハッチ”の歴史を讃えるモデルとして登場しました。ボディカラーは伝統のチャンピオンシップホワイトで、ボンネットやサイドには赤い専用デカールが施され、ブラック塗装のルーフとともに精悍な印象を際立たせています。

 さらに、カーボンファイバー製のリアウイングやドアステップガーニッシュといった特別装備も採用され、限定車ならではの仕立てとなっています。

 インテリアでも随所にこだわりが見られ、センターコンソールパネルにカーボン加飾を施すほか、ドアライニングやカップホルダー、足元、シート下などに追加のイルミネーションを配置。ドアオープン時には“Type R”ロゴを地面に投影するプロジェクター機能も搭載され、乗り込む瞬間から特別感を演出します。

 また、購入者には特別なギフトボックスが贈られ、そこには1から40までのシリアルナンバーが入ったエンブレム、カーボンキーリング、専用フロアマット、ボディカバーが収められています。こうした記念アイテムは、欧州でのタイプR販売終了(2026年予定)を前にした“最後の特別仕様車”として、ファンにとって見逃せないポイントです。

 初代シビックタイプRは1997年、6代目シビックをベースに日本で登場して以来、6世代・複数の特別仕様車を経て世界中に熱狂的なファンを生み出してきました。サーキットではニュルブルクリンクをはじめとした世界各地でFF車として数々の記録を樹立し、WTCCやWTCRといったツーリングカーレースでもドライバーズタイトルとチームタイトルを獲得するなど、その実力は折り紙付きです。

 この“アルティメットエディション”は、そんな輝かしい歴史の終幕にふさわしい特別な一台といえるでしょう。なお、価格は現時点では公表されておらず、欧州では英国を含む全40台限定での販売となっており、いずれも先着順での受付となります。

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