人気なのは“維持費が安いから”ってだけじゃない!ストリートを楽しむ新世代「250ccモタード&ネイキッド」3選
04/16 20:40
250ccクラスのバイクは、車検制度の対象外であることから維持費を抑えられ、軽量な車体によって日常的な使い勝手にすぐれています。各メーカーから多様なモデルが展開されており、用途や好みに合わせた選択が可能です。
都市部での扱いやすさと走行性能を両立した250ccクラス3モデル
250ccクラスは、車検制度の対象外であることから維持費の負担が少なく、日常の移動から週末のレジャーまで幅広く活用されています。
このクラスのモデルには各メーカーが独自の技術を投入しており、エンジンの冷却方式やフレームの構造によってそれぞれ異なる走行特性を発揮します。
今回は、現行で購入可能で、ストリートでの使用を想定した設計を持つ250ccのモデルを3車種取り上げます。
●ホンダ「CL250」
まず紹介するのは、ホンダ「CL250」です。

CL250は、かつての「CL」シリーズの名称を冠しており、現代の技術でスクランブラーのフォルムが再現されたモデルです。
外観デザインは、アップタイプのマフラーやセミブロックタイヤの採用により、舗装路だけでなくフラットダートでの走行も想起させる構成となっています。
そして、エンジンは水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒249ccを搭載し、最高出力24ps、最大トルク23Nmという特性を持ちます。
このエンジンは低回転域から力強いトルクを発生させ、市街地でのストップ&ゴーに対応したセッティングが施されています。
また、機能面におけるCL250の大きな特徴は、自動変速ではなくクラッチ操作のみを自動制御する「ホンダ Eクラッチ」搭載モデルを選択できる点です。
このシステムは、発進や変速、停止時にレバー操作を必要とせず、ライダーの要求に応じて手動操作へ介入することも可能としています。

車体はフロント19インチ、リア17インチのキャストホイールを採用し、シート高は790mm、車両重量は標準仕様で172kg、Eクラッチ仕様で175kgです。
なお、価格は標準モデルが64万9000円、Eクラッチ搭載モデルが70万4000円です。
続いてはカワサキとスズキの250ccネイキッド
●カワサキ「Z250」
続いて取り上げるのは、カワサキのスーパーネイキッドシリーズに属する「Z250」です。

Z250は、カワサキが長年展開している「Z」シリーズの血統を受け継ぐ系譜をもっており、低く構えたフロントセクションから跳ね上げられたテールセクションに至る、躍動感を意図したシルエットが特徴です。
そして、心臓部には総排気量248ccの水冷4ストローク並列2気筒エンジンが搭載されており、最高出力は35ps、最大トルクは22Nmを発揮します。
高回転域まで力強いパフォーマンスを維持する一方、ダウンドラフト吸気の採用によりスムーズなレスポンスを実現しています。
また、機能面では、軽量なトレリスフレームに、インナーチューブ径41mmのフロントフォークを組み合わせており、高い剛性と軽快なハンドリングを両立させています。
くわえて、クラッチ操作を軽くし、急激なシフトダウン時の後輪のホッピングを抑制する「アシスト&スリッパークラッチ」が標準装備されています。
Z250の車両重量は164kg、シート高は795mmに設定されており、燃料タンク容量は14Lを確保しています。
なお、価格は70万4000円です。
●スズキ「ジクサー250」
最後に、スズキのネイキッドモデルである「ジクサー250」を挙げます。

ジクサー250は、新世代の油冷エンジンを搭載したモデルとして2020年に登場したモデルです。
外観デザインは、ボリュームのある燃料タンクとエッジの効いたシュラウドを組み合わせ、低く構えたシルエットを形成しています。
エンジンは、スズキ独自の油冷方式を採用した249cc単気筒SOHC4バルブで、最高出力26ps、最大トルク22Nmを発揮します。
潤滑とは独立した冷却回路を持つ「SOCS(スズキ・オイル・クーリング・システム)」により、軽量コンパクトな構造と高い冷却性能を維持しています。
機能面では、ワンプッシュでエンジン始動が可能な「スズキイージースタートシステム」や、ABSを標準装備しています。
また、ジクサー250のデジタル液晶のインストルメントパネルには、ギアポジションやオイル交換時期を知らせるインジケーターが集約されています。
車体は、インナーチューブ径41mmのフロントフォークと、7段階のプリロード調整が可能なリアサスペンションを装備しています。
車両重量は154kgと、今回取り上げた3車種の中でもっとも軽量な数値となっており、シート高は800mm、燃料タンク容量は12リッターです。
価格は49万2800円です。
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250ccクラスのストリート向けモデルは、軽量で扱いやすい車体と独自のスタイリングを兼ね備えており、多様なライダーの要求に応えるラインナップとなっています。
クラッチ操作の自動制御化やメーカー独自の冷却システムなど、各社の最新技術が投入され、走行性能や機能性が追求されています。
今後環境規制への適応や内燃機関の進化とともにこのクラスがどのように熟成されていくのか、その動向にも注目が集まりそうです。