いつもの道でも“走り”そのものが楽しくなるね! 原付二種でも維持費が安いってだけじゃない 質感だってクラスを超えた「125ccマニュアル」バイク3選
05/31 20:10
原付二種クラスは、維持費の安さや取り回しの良さから、通勤や通学だけでなく趣味の乗り物としても定評があります。近年では、上位クラスのモデルと同様の豪華な装備や本格的な機構を搭載したマニュアルトランスミッション車が増加しており、クラスを超えた走行性能を体感することが可能です。
本格的なメカニズムを凝縮した125ccマニュアル車の実力
125ccクラスのバイクは、維持費の負担が少なく、日常の足としての利便性と趣味性を両立できる点が支持されています。
なかでもマニュアルトランスミッションを搭載したモデルは、小排気量ながらもギア操作を通じてエンジンの性能を使い切る楽しみを味わえるのが特徴です。
最新のラインナップでは、大排気量モデルからフィードバックされた先進技術や足回りの装備を採用する例も増えています。
今回は、2026年5月現在において新車で購入可能であり、上位モデルに迫る本格的な構成を持つ3車種を取り上げます。
●ヤマハ「YZF-R125」
まず、ヤマハ「YZF-R125」を紹介します。

YZF-R125は、ヤマハが世界展開するスーパースポーツ「YZF-R」シリーズの末弟として、2023年に日本国内市場へ導入されたモデルです。
外観デザインは、フラッグシップモデルである「YZF-R1」の流れを汲むホリゾンタルラインを基調としており、M字型のダクト内にLEDヘッドライトを配置した精悍なフロントマスクが特徴です。
そして、エンジンには、最高出力15ps、最大トルク12Nmを発揮する水冷4ストロークSOHC4バルブ単気筒を搭載しています。
このユニットには可変バルブ機構であるVVA(Variable Valve Actuation)が採用されており、回転数全域でトルクフルかつスムーズな吹け上がりを実現しています。
また、機能面や電子制御では、後輪のスリップを抑制するトラクションコントロールシステムや、過度なエンジンブレーキを低減するアシスト&スリッパークラッチを装備しています。

くわえて、コックピットには市街地向けのストリートモードとスポーツ走行向けのトラックモードを切り替えられるマルチファンクションLCDメーターを備えています。
車両重量は141kgに仕上げられており、本格的なライディングポジションでスポーツ走行を追求した設計です。
なお、価格は51万7000円です。
続いてはホンダのネイキッドスポーツとレジャーバイク
●ホンダ「CB125R」
次は、ホンダ「CB125R」を紹介します。

CB125Rは、ホンダの新世代「CB」シリーズにおける最小排気量モデルであり、ネイキッドスポーツの「ネオスポーツカフェ」をコンセプトに開発された系譜を持ちます。
外観デザインは、各パーツを車体中央に集中させた凝縮感のあるプロポーションと、丸型LEDヘッドライトによるモダンなシルエットが特徴です。
そして、エンジンは最高出力15ps、最大トルク11Nmを発揮する水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒を搭載しています。
高回転までリニアに加速する出力特性を備えており、吸気抵抗を低減したエアクリーナーによって鋭いレスポンスを実現しています。
また、機能面や電子制御については、125ccクラスでありながら、車体姿勢を推定するIMU(車体姿勢推定システム)付ABSを装備している点が最大の特徴です。
このシステムがブレーキ圧を緻密に制御することで、ブレーキング時の車体挙動の安定化に寄与しています。
くわえて、足回りには、上位機種である「CB650R」などと同等のショーワ製SFF-BP倒立フロントフォークを採用し、高い路面追従性と上質な乗り心地を両立しています。
メーターには5インチのフルカラーTFT液晶を採用しており、バー表示やサークル表示など3タイプのレイアウトから好みの設定を選択可能です。
なお、価格は52万8000円です。
●ホンダ「モンキー125」
最後にホンダ「モンキー125」を紹介します。

モンキー125は、1967年に登場した初代「モンキーZ50M」から続くレジャーバイクの系譜を継承し、現代の交通環境に合わせて排気量を拡大したモデルです。
外観デザインは、丸みをおびた台形フューエルタンクや厚みのあるタックロールシート、アップマフラーなど、伝統的なフォルムを再現しつつ各パーツがスケールアップされています。
エンジン特性は、空冷4ストロークOHC単気筒の123ccで、最高出力9.4ps、最大トルク11Nmを発揮します。
ロングストローク設計により、低中速域で力強い粘りを見せるため、リラックスした巡航に適しています。
また、機能面や電子制御については、トランスミッションにシフト操作を積極的に楽しめる5速マニュアルを採用しており、灯火類は全てLED化されています。
くわえて、足回りには125ccクラスとしては豪華な倒立式フロントフォークと、伝統的なスタイルを形作るツインリアショックを装備しています。
ブレーキシステムは前後ディスク式で、フロントには1チャンネルABSを備えており、急制動時の安心感を高める構成です。
また、丸型の単眼反転液晶メーターは、イグニッションをオンにすると目線を送るような演出が施されています。
フューエルタンク容量は5.6リッターを確保しており、燃費性能の高さと相まってツーリングにも対応します。
なお、価格は49万5000円です。
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今回紹介したモデルは、かつての入門用という位置づけを超え、いずれも上位排気量車に劣らない質感と機能性を備えています。
各社が最新技術を投入することで、125ccクラスは小型でありながら本格的なスポーツライディングを楽しめるカテゴリーとして熟成を続けています。
今後もライダーの所有欲を満たす高付加価値なモデルの展開が期待されており、このクラスの重要性は一層高まっていくと予想されます。