快眠を叶える最初の一歩!マットレス選びのイロハ【疲労回復&リラックスギア最前線】

【疲労回復&リラックスギア最前線】

寝つきが悪くてなかなか熟睡できない、起きても疲れが残っている、寝返りで身体が痛い…。こうした睡眠トラブル解決のカギを握るのが、マットレス選び! 心地良い眠りを求めて進化する最新マットレス事情を専門家に聞いた。

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【Part 2】
快眠アイテム

「快眠のためのマットレス選びで重要なのは“体圧分散”と“寝姿勢維持”の両立ができるかどうか。硬すぎると血流が滞り、柔らかすぎるとお尻が沈んで腰に負担がかかります。土台はしっかり硬く、表面は柔らかめの構造がいいですね。実際に横になって寝返りのしやすさを確かめるのも大切です。その際、枕の有無で姿勢が変わるので、枕と一緒に試してほしいです」と語るのは、睡眠環境プランナーの三橋さん。

「最近の傾向としてはセンサー連携のスマートマットレスで睡眠データを取る人が増えています。長く使いたいニーズには耐久性の高いものが人気。次のトレンドは、TPE素材を使ったアイテムです」

今回ご紹介するのはそんな潮流にマッチし、各社の技術が光る最新マットレスたち。約30年間も形状が変わらない“30年MuAtsu XX”や、睡眠データを分析する“Active Sleep MATTRESS”、注目のTPE素材を使った“Moffle”など、睡眠の質向上に特化したアイテムに、ぜひ注目してみよう。

睡眠環境プランナー
三橋美穂さん
寝具メーカーの研究開発部長を経て独立。全国での講演活動のほか、寝具や快眠グッズのプロデュースも手がける。「オトナ女子の不調と疲れに効く眠りにいいこと100」ほか、著書多数。「スロージューサーの人参ジュースで、酵素・ビタミン補給してぐっすりしてます」

■眠りを記録し最適化する次世代マットレス

パラマウントベッド
「Active Sleep MATTRESS」(シングルサイズ:23万1000円/セミダブル:28万6000円)
「Active Sleep ANALYZER」(6万6000円)

肩や腰など6つの部位に対して10段階程度の硬さ調整ができるため、体型が変わっても柔軟に対応。睡眠データを可視化できるのもポイント(三橋さん)

睡眠計測センサー“Active Sleep ANALYZER”をマットレスの下に設置するだけで、日々の睡眠を計測。また、専用アプリから睡眠データのモニタリングが可能。さらに、硬めから柔らかめまで気分に合わせて100万通りの寝心地を選べる。

▲睡眠時の心拍数や呼吸、体動を分析し睡眠スコアを採点してくれるので健康管理にも繋がる

■凹凸構造で体を優しく支え快眠を実現

昭和西川
「30年MuAtsu XX」(シングルサイズ:22万円)

沈み込みすぎない高弾性なので少ない力で寝返りもスムーズ。メンテナンスすることで、約30年間ほぼ形状が変わらず使えるという耐久性も◎(三橋さん)

1942年設立の老舗・昭和西川の30年MuAtsu XXは、点で支える凹凸形状が体圧をバランスよく分散し理想的な寝姿勢をキープ。三層ウレタン構造が反発力と通気性を両立し、上質な寝心地をサポート。

▲独自設計された山の間隔55mm、沈み込み量25mmを採用した厚みのある3層ウレタンが快眠の鍵

■反発力を好みでカスタムして負担軽減

ショップジャパン
「トゥルースリーパー プレミアベッドマットレス」(シングルサイズ:6万7000円)

低反発・高反発を切り替えできる上層ブロック構造。特に横向き寝派には低反発面がおすすめで、組み合わせ次第で自在に寝心地を調整できる点が秀逸(三橋さん)

上層3層+下層2層からなる独自の5層構造。約15cmの厚みで体圧をバランスよく分散し、腰や肩への負担を大幅に軽減。上部は3分割のリバーシブル仕様で、体の悩みに合わせた寝やすさ調整が可能。

▲衝撃吸収性に優れた独自の低反発素材は、体形や姿勢を問わずふんわりフィットするクセになる心地よさ

■新感覚の気持ちよさに包まれるTPE仕様

カインズ
「Moffle マットレス」(2万9800円)

グミのような感触で今注目のTPE素材を使用し、理想的な反発力と体圧分散を実現。厚み17cmのTPEマットレスが、カバー付きでこの価格なのは驚き!(三橋さん)

医療器具や哺乳瓶に使用される安全な新素材・TPE樹脂をマットレスに起用。柔軟な形状変化とほど良い弾力性はまさに新感覚の寝心地。腰部をしっかり支えるバランスタイプで安定した寝姿勢もサポート。サイズ:100×200×17cm

▲三角格子の構造がよく眠れる秘訣。抜群の柔らかさに加え、通気性とほどよい冷感が心地よさを高める

■上質な眠りを追求した独自機能が満載

フランスベッド
「LT-5500 PW MON ハードマットレス」(シングルサイズ:20万1300円)

環境配慮型マットレス解体システムの”モアリー仕様”なら工具不要で分解可能。素材の分別、リサイクルがしやすく環境にも優しい(三橋さん)

1本の銅線を連続して編み上げる独自の高密度連続スプリング構造。国内唯一の技術で、通気性と耐久性に優れたしなやかな弾力を実現。面全体で体を支え、背筋が自然に伸びた状態をキープし理想的な寝姿勢へと導く。

■体にかかる負担の軽減を科学的に解析

ミズノ
「リフル マットレス700」(シングルサイズ:7万5900円)

体圧分散や通気性、寝返りのしやすさなど多機能を備えた高機能マットレス。硬めの寝心地で、筋肉質で代謝の良いアスリートにも最適(三橋さん)

肩、腰、ふくらはぎなど、体を部位別に支える6ゾーン構造で高いフィット感&体圧分散性を発揮。さらにミズノの高反発素材“リフル”を3層に組み合わせ、負荷を軽減しながら快適な寝返りもサポート。

【編集部おすすめ!】

■新ハイブリッド構造で眠るのが楽しみになる気持ちよさ

SLEEPY TOFU
「スリーピー・とうふ」(ダブルサイズ:10万5800円)

マットレスの購入時、スプリングかウレタンにするか悩む人も多いはず。その答えのひとつが、スプリング×ウレタンフォームのいいとこどり構造を実現した“スリーピー・とうふ”。独自開発の6.5巻太巻「高炭素鋼コイル」と、一般的な厚みの約3倍を誇る「高分子弾力ウレタンフォーム」の組み合わせにより、体圧をバランスよく分散しながらしっかりとした反発力も維持。とうふのような愛らしい見た目通り、体を包み込むもっちり感触で良質な睡眠へと導く。

>> 特集【疲労回復&リラックスギア最前線】

※2025年11月6日発売「GoodsPress」12月号24-25ページの記事をもとに構成しています

<取材・文/嶋田咲喜>

 

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