自分の収入や貯金で投資をはじめてもいいのか、どうやったら判断できますか?

投資を始めたいけれど、「自分の収入や貯金で投資を始めても大丈夫なのか」と不安な人も多いでしょう。All Aboutマネーガイドの田代昌之さんに、初心者が確認したいポイントについて教えてもらいました。※サムネイル画像:PIXTA

投資を始めたいけれど、「自分の収入や貯金で投資を始めても大丈夫なのか」と不安な人も多いでしょう。金融文筆家でAll Aboutマネーガイドの田代昌之さんに、初心者が確認したいポイントについて教えてもらいました。

自分の収入や貯金で投資をはじめて大丈夫?

投資は誰でも始められますが、まずはじめに確認しておきたいポイントがあります。

【投資を始めても大丈夫?簡単チェックリスト】
□ 生活費3~6カ月分の貯金がある
□ 数年以内のライフイベントの資金ではない
□ カードローンなど金利の高い借入がない
□ 資金の1割程度が減っても耐えられる

1つずつ具体的に見ていきましょう。

生活防衛資金があるか

最初に考えたいのが、「生活防衛資金」です。一般的には、生活費の3~6カ月分程度が目安とされています。急な病気や転職、収入減少などが起きても、すぐに生活が苦しくならない状態を作っておくことが重要です。

資金が数年以内に使う予定のお金ではないか

次に確認したいのが、「近い将来に使う予定のお金」です。例えば、結婚、引っ越し、教育費、住宅購入など、数年以内に必要になるライフイベントの資金は、値動きのある投資に回さないほうが無難です。

返済を優先すべき状況ではないか

また、借金の有無も重要です。特にカードローンやリボ払いなど金利の高い借入がある場合は、まず返済を優先したほうがよいケースもあります。高い利息を払いながら投資をするのは、家計全体で見ると効率が悪くなることがあります。

もしもの値下がりに耐えられるか

さらに、「値下がりの場面に耐えられるか」も考える必要があります。投資では、一時的な下落は避けられません。含み損を見るだけで不安になる場合、最初は少額から始めるほうがよいでしょう。心理的なストレスは、仕事や日常生活などさまざまな場面で悪い影響を与えます。

さらに、投資を始める際は、毎月いくらなら無理なく続けられるかを考えることも大事です。最初から大きな金額を投資する必要はありません。少額でも、実際に値動きを経験することで、自分がどの程度の変動に耐えられるのかが見えてきます。

投資は「余裕資金で行う」のが原則です。生活費を使って心理的なストレスにむしばまれながら、投資する必要はありません。まずは小さく始め、徐々に自分に合った投資スタイルを見つけることが重要です。

文:田代 昌之(金融文筆家)
新光証券(現みずほ証券)やシティバンクなどを経て金融情報会社に入社。アナリスト業務やコンプライアンス業務、グループの暗号資産交換業者や証券会社の取締役に従事し、2024年よりフリー。ラジオNIKKEIでパーソナリティを務めている。
(文:田代 昌之(金融文筆家))
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