時間読みづらいけどレトロゲー愛があれば…ATARIの『アステロイド』時計

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Image: Adriano Contreras - Gizmodo US

レトロゲーム愛を時計で表現!

アーケードゲームのクラシック、ATARIの『アステロイド』。初代アーケードマシンは1979年に誕生し、1981年にはATARI 2600向けのタイトルが発売されました。

ATARIは時計ブランドのNUBEOとのコラボで、アステロイド』45周年記念ウォッチを作り出しました。文字盤を見てるだけで、UFOのフィヨフィヨ言う効果音が聴こえてきそうです。

宇宙船とUFOで時刻を表現

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Image: Adriano Contreras - Gizmodo US

ATARIはレビュー用に、この限定版ウォッチ(Nebula Blue)を米Gizmodoに送ってくれました。カラバリは5色で各125本限定。提供されたものには104とナンバリングされています。

文字盤中央には、三角形の宇宙船が秒針として回転しています。時針・分針は赤と青のUFOです。アステロイド(小惑星)も描かれていますが、これは飾りでしかありません。

というか、背景に小惑星びっしりの中でUFOの配置から時刻を読み取るって、難易度高いです。さらに暗い場所では、青いUFOが背景に埋もれがちです。

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裏面にも小惑星と、Atariロゴが。(Image: Adriano Contreras - Gizmodo US)

時刻が読みにくい時計ってどうなんだ?という疑問はあるし、そもそも最近の子どもはアナログ時計の時刻が読めないという話もあります。

でも、この時計はどちらかというと往年のゲーマー向けに作られたもののようで、デフォルトのシリコンベルトのサイズはM〜Lといった感じです。米国人男性としては平均的サイズの米GizmodoのKyle Barr記者でも、ベルトの穴の一番きついところでぴったりだったそうです。

文字盤サイズは大きめで、直径50mm、厚さは16mm重量は179gと、スマホと同じくらいあります。でも、少なくとも時計としてはよくできていて、日本製の自動巻きムーヴメントを内蔵しており、電池は必要ありません。

サファイアガラスにステンレスのケースで、ケースの色は黒とブラッシュメタル。リューズのATARIロゴや文字盤の背景の小惑星といったディテールも凝ってます。

スマウォよりお高いです

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Image: Adriano Contreras - Gizmodo US

この『アステロイド』ウォッチはどのバージョンも限定版で、この青いバージョンはすでに完売しています。記事翻訳時点で残っているのは、Supernova Red(赤)とPlasma Pumpkin(オレンジ)で、それぞれベルトと小惑星部分の色が違うので気になる方はチェックしてみてください。

いずれも定価は1,650ドル(約25万円)とされているんですが、記事翻訳時点ではセールで500ドル(約7万5000円)となっていて、早々に売り切れるんじゃないでしょうか。

500ドルとしても、Apple Watch Series 10(400ドル)より高いし、時刻を知るための腕時計がほぼ必要なくなったこの時代としてはなかなかいいお値段ですね。

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Image: Adriano Contreras - Gizmodo US

そんないにしえのゲーマーの方、または現代のレトロゲームファンな方が、この『アステロイド』ウォッチを購入される場合、この時計が5気圧防水であることは一応考慮しておいたほうがいいと思われます。水がちょっとかかるくらいは大丈夫なはずですが、着けたままシュノーケリングはしないようにしましょう。保証期間は2年間ですが、レンズやストラップの傷、一般的な劣化はカバーしてないです。

でも、この『アステロイド』ウォッチ、時計というよりレトロゲーム愛を語るためのアクセサリーだとすれば、そんな実用的な制約は、あまり気にしなくていいのかもしれません。

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