天然素材の妙技。汗をかいてもびしょ濡れにならず、臭いも回避するTシャツ

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Photo:吉嗣裕馬

夏は1日3枚は着替えたいTシャツ。

毎年いっていますが、今年の夏もとんでもなく暑くなりそうですね。夏場の僕は40代半ばにして代謝がいいのか、尋常じゃないくらい汗をかきます。だったらポリエステルやナイロン混などの化繊のTシャツ着ればいいんじゃないのっていう話なのですが、化繊のTシャツは汗の匂いと加齢臭が…

ということで結局コットンのTシャツを着ては、外で汗をかきまくって、室内に入ってはエアコンでキンキンに冷やされるという苦行をほぼ毎日行っていたのです。

ヘンプウェアブランドのパイオニア

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今回はそんな僕を救ってくれたTシャツをご紹介。

GOHEMP(ゴーヘンプ)WIDE POCKET TEE (税込6050円)がそれです。

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1994年創業の国内初のヘンプアパレルブランドで、日本でヘンプといえばここ一択でした。

当時はマナスタッシュやカブーなどヘンプやコットンキャンバスといった素材感のあるMade in USAのアウトドアモノが流行っていて、特にDJなど音楽界隈の人が好んで着ていたような記憶があります。

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そんな中GOHEMPは縫製やシルエットの良さで国産ヘンプウェアブランドとしてファッション界隈の人たちから人気を集めていました。

昨年そんな思い出と共にGOHEMP のTシャツを手に取ってみたら、僕の知っているヘンプの素材感と全然違う。見た目はヘンプ特有のゴワついた質感なのに、触ると驚くほどなめらかで、気持ちいい。

オーガニックコットンで実現したなめらかなヘンプ素材

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表示を見てみると、ORGANIC COTTON45%の混合素材。 この45%の混率こそ、ヘンプを熟知した同ブランドの妙技なのです。

そもそもヘンプは強度が高く、繊維の断面が中空のため吸湿、速乾性に優れた天然のハイテク素材。その特性を活かしつつ、オーガニックコットンの柔らかな肌触りを実現。

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まさに天然の機能とブランドの技術が融合したオリジナルヘンプTシャツだったのです。

生地厚も通常のヘンプTシャツのペラペラした感じではなく、程良くボリューミー。約1年着用していますが、洗濯を繰り返しても胸のポケットがよれることもありません

シルエットは着丈が若干短めのボックス型で、肩が大胆に落ちたドロップショルダー。リラックス感のあるシルエットで風抜けが心地良いサイジング。そう、この空気が抜ける感覚を味わえるのもこの素材の特徴なのです。

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天然素材なので、もちろん嫌な匂いも気にならないし、コットンTのように汗でびしょびしょになることもなし。

このヘンプTシャツなら太陽の照りつくような日差しも、エアコンの凍てつくような冷風も僕を着替えさせることはできないのです。

Photo: 吉嗣裕馬

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