AIもXRもカメラもオーディオも。Rokidの「全部入りメガネ」が来日です
03/02 21:00
GIZMODO

約49グラムのメガネに、全部入りですよ。
ガジェット界のなかで極めてHotなトピックスといったら、今はスマートグラス。特にAR/XRグラスとも呼ばれるディスプレイグラスと、AIのフロントエンドデバイスとなるAIグラスが人気です。
そしてこの度、XRグラスでありAIグラスでもある「Rokid スマートAIグラス」が日本上陸しました。おめでとうございます。
最先端メガネを知りたいならコレ買っておけ、といえる多機能さ

いちはやく発表会で見てきたのですが、これがなんというかマジメガネ。フレーム左端にあるタリーランプと、右端のカメラレンズを省けば、メガネショップで販売されているメガネと変わりません。
しかしこのRokid スマートAIグラスは、両目で見ることができるディスプレイ、スピーカー、通信機能(Bluetooth/Wi-Fi)、バッテリー、制御プロセッサ(Qualcomm Snapdragon AR1 Gen 1+NXP RT600)も内蔵されています。
なおカメラの解像度は1200万画素ですね。少ない? 4K撮れるから問題ないですよ。十分ですよ。

単体でも、スマートフォンと連携しても動かせるRokid スマートAIグラス。スタンドアローン(オフライン環境)でだと、日本語・英語・中国語・ドイツ語・フランス語・スペイン語のオフライン翻訳がトピックになりますね。

カメラを用いた写真/映像認識、撮影、マイクを用いた音声認識も内蔵プロセッサで実行できるので、対応アプリを作ればいろんな使い方ができそう。

翻訳はディスプレイに翻訳結果を表示できるほか、音声で聞くこともできます。
写真だと見えづらいのですが、普通のレンズのように見えて両方とも光導波路入り。緑色1色となりますが、両目で見られるディスプレイを内蔵しています。
というかスタンドアローンで翻訳ってことは、ローカルAIを搭載しているんですね。コイツ。
実はライバルであるMeta Ray-Ban Displayと違って複数の生成AIとマルチモーダル連携できるのがセールスポイントになるとのこと。言語モデルを丸ごと搭載するわけにはいかないので、本気を出すならスマートフォンとの連携が必要になりますが、その恩恵は確かなもの。翻訳機能だけみても最大89言語のリアルタイム翻訳が可能になりますから。
専用カプセルバッテリーを買えば長時間運用できます

グラス内のバッテリー容量は210mAh 。気になるバッテリーライフは、「1日中使えるバッテリー性能」(メーカー曰く)とのこと!
ただしよく見ると、スタンバイ状態が24時間、音楽再生で6時間、通話が4時間、動画撮影が30分で、翻訳機能を使う時は2時間とのことでした。

ちょっと盛った数字かなとも思ったけど、専用のバッテリーユニット(オプション)が用意されるから一安心。

ワイヤレスイヤホンのように、ケースに入れて充電・保管・持ち運びができるところが良いですね。Rokid スマートAIグラスの充電コネクタはUSB Type-Cではなく専用設計のため、運用しにくいかなと思ったけど、こういったオプションがあるなら話は別です。

必要に応じて、専用の充電ポートに装着すれば連続稼働時間が伸びますよ。これは実にスマートな使い方ができそう。
度付きレンズはJUN GINZAでオーダーできます

普段メガネをかけている人だと、度付きレンズが追加できるかどうか気になりますよね。ご安心ください。フレームはオプションとなりますが、装着できます。
さまざまなスマートグラス用度付きレンズを製造してくれるJUN GINZAでオーダーできることが決まっており、メガネショップの全国チェーンとの連携も視野に入っているそうです。
今後の対応アプリ開発がいまから楽しみに

Rokidいわく、スタンドアローンアプリ開発用のCXR-S SDKと、スマートフォン連携アプリ開発用のCXR-M SDKをリリースするそうです。
実はRokidって早い段階からDiscordを用いたエンジニアコミュニティを運営しているし、ローコード/ノーコードでAIエージェントを構築できる開発プラットフォームも用意しているんですよね。

スマートグラスに限らず、新しいデバイスのリリース直後は対応アプリが少なくユースケースが限られているし、時間が経ってもアプリが増えなかったりする。すると「発想はいいけど使い勝手が悪い」というレッテルを貼っちゃう人も出てくる。そういった状況はあるあるすぎるのですが、Rokid スマートAIグラスはいいセンいくんじゃないかなーと期待したくなりますね。
Source: Rokid, Photo: 武者良太