どっちが買い? Galaxy Buds 4 ProとAirPods Pro 3を比べてみたよ
03/08 11:00
GIZMODO

似てるけど、ちょっと違う。
12日発売のSamsung Galaxy Buds 4 ProとApple最新のAirPods Pro 3。自分に合っているのはどっち? サウンド、アクティブノイキャン、デザインと着け心地、機能、バッテリー、価格という6つのカテゴリでそれぞれ比べてみました!
1. サウンド

一番気になるサウンドに関してはGalaxy Buds 4 Pro、最高です。けっこうたくさんの機種を見てきたけど、ここ1年で試したワイヤレスイヤピースのなかではたぶんベスト。
同様に、去年AirPods Pro 3も試した上級エディターのRaymond Wong記者も「前モデルからの進化は微々たるものながら、音は最高」と評していました。
ちなみにGalaxy Buds 4 Proは11mmの超大口径ウーファーと5mmのツイーターを搭載。対するAirPods Pro 3は10.77mmでエクスカージョン(最大振幅)が高いドライバ、そして高ダイナミックレンジなアンプを装備しています。
Hi-Fiサウンドは、各社独自のハイレゾ音源用コーデックを使用。
Galaxy Buds 4 Proが使ってるのは「Samsung Seamless Codec(略してSSC)」で、これは音声圧縮のアプローチが標準のBluetoothとは異なるし、AirPods Pro 3が使ってるのは可逆圧縮の音声コーデック「Apple Lossless Audio Codec(ALAC)」。
そのため、スマホとイヤホンは同じブランドで揃えたほうが何かと便利です。
低音はウーハー搭載のGalaxy Buds 4 Proのほうがやや有利かもしれませんが、サウンド全般に関しては引き分け。どっちも上質なサウンドが楽しめますよ。
2. アクティブノイキャン

毎度アクティブノイキャン(ANC)性能では高得点をマークしている両シリーズ。もちろん最新モデルも例外ではありません。
Galaxy Buds 4 Proは、家でもNYの地下鉄の喧騒のなかでもノイズが入らなくて大満足でしたし、Raymond記者が試したAirPods Pro 3も前モデルより格段にANC性能は上がっていて、「2倍よくなった」とAppleが言ってるのにも納得できたそうですし。
両社のモデルとも「アダプティブANC」(内蔵マイクで外音を検知し、騒音レベルに合わせてANCを調整するしくみ)がうまく機能しているようです。
AppleもSamsungも、遮断できる騒音レベルをデシベルで公表はしていないけれど、かなり高い数値なのではないかと。
さすがに僕の大好きなBose QuietComfort Ultra Earbuds (第2世代)のノイキャン力には及ばないですが、ANC対決も引き分けってことで。
3. デザインと着け心地

見てのとおり、Galaxy Buds 4 Proは今年デザインを一新しました。ケースがコスメのコンパクトみたいになって、外に垂れる「うどん」部は平らに。
個人的には、このメタル部分がかなり気に入っています。プレミアムな雰囲気をまとってるし、万年同じ見た目のAirPodsとは一線を画するデザインじゃないかと。
もちろん一方のAirPodsはあのミニマルな見た目が持ち味なのだから、それをあーだこーだと言うのは邪道というものですよね。
それはわかっちゃいるのですが、こうも長い間見ていると、ちょっと飽き飽きしてくるのも事実。デザイン哲学をまったく入れ替えないのもどうかなあと。
まあ、そう思うのは僕個人の問題なので、あのクラシックな見た目がいいという人はAirPods Pro 3で文句ナシです。
両社ともデザインで一番こだわりを感じるのは装着感です。Galaxy Buds 4 Proは耳にしっくりなじんで、するっと入るし、隙間がないのでANCもちゃんと効きます。AirPods Pro 3も少し先端部の形状が変わって、ノイズをよりブロックできるようになりました。
装着感はどっちも◎。デザインに関しては努力の跡がにじむSamsungに軍配。
4. 機能

サウンドとANCは互角でも、差が出るのは機能です。
Galaxy Buds 4 Proが毎回コツコツと改良を重ねてきているのに対し、AirPods Pro 3は比較的ハイリスクなことにも挑戦しています。たとえば心拍モニターができるワイヤレスイヤピースは、市場でただひとつ。
ささいな違いかもしれませんが、これがあるおかげでApple製品は「イヤフォンでありながら医療デバイスでもある」という立ち位置を確保できています。
SamsungのGalaxy Buds 4 Proには、まだそういう機能はナシ。
もちろんライブ翻訳、アダプティブEQ(耳に入る音や密着度を見張って周波数特性を自動調整する機能)はどちらのイヤホンにもあるし、独自のコーデックでハイクオリティなHi-Fi再生が楽しめるのも同じ。なのでその差はわずかなのですが、ここはヘルスでがんばったAirPods Pro 3に軍配を。
心拍モニターを使わない人にはどうでもいい機能かもしれないけれど、あるに越したことありません。Samsungの追い上げに期待したいですね。
5. バッテリー

まずANCをONにした状態でイヤホン本体のバッテリーもちを比べると、Galaxy Buds 4 Proは約6時間、AirPods Pro 3は約8時間もつのでAirPodsの勝ち。
同様にANCをONにしたまま、充電ケース込みでのバッテリー持ちを比べてみると、Galaxy Buds 4 Proは約26時間、AirPods Pro 3は約24時間の連続再生が可能となり、こっちはGalaxy Budsの勝ち。
とはいえ本体のほうがやっぱり大事なので、バッテリー対決はAirPods Pro 3の勝ち、に。
6. 価格

米国での販売価格はどっちも249ドルですが、日本ではGalaxy Buds 4 Proは4万1250円(税込)、AirPods Pro 3は3万9800円(税込)で、AirPodsのほうがお安め。
もっと安い他社製品もありますが、サウンド、機能、性能、先々のアップデート保証まで考えるとどちらも妥当な価格だと思います。
どっちが買い?
Androidの人はAndroid、Appleで揃えてる人はApple。
どうしてもそうなっちゃいますけれど、そういう縛りを抜きにして考えた場合でも、音質とANC性能はどちらも優れているし、機能も豊富です。
ここは「引き分け!」と叫びたいところですが、日本での価格、ヘルス系機能とウェアラブル機器としての将来性ではAppleのほうが一歩先を行っている気がしました。