宇宙人に会えないのは「文明が5000年しかもたないから」
03/08 21:00
GIZMODO

こんなに想い焦がれているのに、会いたくて会いたくて震えているのに会えない。なんで会えないの? ねぇ、宇宙人、なんで会えないの?
フェルミのパラドックス
我々地球人は、地球外生命体を長い間探し続けています。なのに会えないし、向こうからもアプローチしてこないなんて、もしかして宇宙人なんてそもそも存在しないのでしょうか。
イランはテヘランにあるシャリフ工科大学が、「フェルミのパラドックス」について新たに論じた研究論文を発表しています。
フェルミのパラドックスとは、1950年に物理学者エンリコ・フェルミ氏が論じた、宇宙人&地球外文明が高確率で存在する可能性と、なのにまったく人類がその証拠を掴めない・接触できないという矛盾のこと。この矛盾に対して、宇宙はあまりに広いからとか、知的生命体は見つからないようにシールドはってるとか、そもそも地球人しかいないなど、いろいろなアンサー論が展開されてきました。
シャリフ工科大学の研究論文はこのアンサー論の新しいもの。いわく、文明と技術がある地球外生命は存在するのに地球人がいまだ接触できていないのは、「知的生物、ひいては文明の寿命が短いから」だといいます。論文では、文明の寿命は長くて5000年程度と予想。
なんで文明の寿命は5000年なの?
研究チームは、“銀河系に存在し人類とコンタクトする可能性のある地球外文明の数を推定する算術的な式”であるドレイクの方程式と、現代の電磁波が到達できる範囲を合わせて考察。現代の電波望遠鏡の技術ならば10万年ほどの宇宙のシグナルを拾うことができ、つまり過去10万年以内の宇宙文明ならキャッチできる可能性があると仮説をたてました。そうして導き出した数字が5000年。
「ある程度進化した文明は5000年程度しかもたない、滅びてしまう。だから、我々地球人は文明をもつ地球外生命体に会えない」のだといいます。
人類に残された時間は4700年?
この論文でいうところの技術進化した文明を人類が築いてから、ざっくり300年。うち過去100年は、地球以外の星の生命体が我々のことをキャッチできるだろう技術的シグナルを発してきました。文明寿命まであと4700年ほど…。
なぜ5000年程度で文明は滅びてしまうのか。論文では、巨大隕石の衝突、火山噴火、気候変動、パンデミック、核戦争、AIなど、滅亡可能性の理由をいくつか挙げています。