AI使うほど人事評価が上がる?テック企業が従業員の「消費トークン」をカウントし始める
03/24 22:00
GIZMODO

ニューヨークタイムズ紙のコラムで、MetaやOpenAIなど一部のテック企業で新たな人事評価指標が採用されていると語られています。新たな指標とは、どれだけAIトークンを消費しているか。Metaの場合、消費が高い=AIをがっつり使えており、評価があがるのだとか。
AIトークンとは?
AI業界における「トークン」とは、AIが理解・処理する情報の最小単位のこと。AIにお願いするタスクの文章を細かく分解したものがトークン。たとえば、GoogleのGeminiの場合、1トークンは約4文字に該当するといいます。処理できるトークン数が多ければ多い方が、より長いタスク、タスクの回数をこなせることになり、AIサービスで使用トークン数に制限があるのはこのためです。
トークン消費が多ければいいの?
消費するトークン数が多いということは、AIをたくさん使っていることに間違いはありません。では、トークン消費が高い人はどれほど消費しているのでしょう。ニューヨークタイムズ紙にコメントしたあるOpenAIエンジニアが消費したトークン数は2100億、これはWikipediaの33記事相当するのだとか。スウェーデンのとあるソフトウェアエンジニアいわく、彼1人のClaude Codeの費用は、彼の年収よりも高いといいます。
前述のエンジニアたちはさておき、トークンの消費数だけではAIをどれだけ効果的に活用できているのかや、アウトプットの質まではわかりません。たとえば、塗装屋さんの仕事を消費したペンキの量で判断するというのと同じこと。ペンキさえ消費すれば、その辺に撒き散らしたっていいことになってしまいます。
それでも、1つの指標とされるトークン数。自分の生産性をアピールするため、「制限ギリギリまでトークンつかちゃってるぜ」を意味する「Tokenmaxxing」というワードも生まれるほど。このトレンドを後押ししているのは、OpenClawなどのAIエージェントや、バイブコーディングを行うClaude Codeなどの存在。
また、使う側だけでなく、サービスを提供する側もトークンで評価している傾向があります。OpenAIのGreg Brockman氏は、コード強化タイプのGPT-5.4が、1日5兆トークン処理していると、その性能と人気の高さを示す指標としてトークンをアピールしています。
…今後は、学生たちも「ぜんぜん寝てないわー」じゃなくて、「AIトークン消費しまくってるわー」って話になるのかな。