前足部のエアが丸見え! スピードによって感触が変わるナイキの最新シューズ
08/30 19:00
ランナーが速く、快適で、自信を持ってペースを押し上げるために必要なものを盛り込んだ「ナイキ ペガサス プラス 2」。メディア向けに開催されたプロダクト プレゼンテーション&ラン セッションに参加して、そのスピードを体感してきました。
見た目のインパクトだけじゃないエア ズーム ユニット

「ペガサス プラス 2」の最大の特徴は、機能的にもルックス的にも前足部に搭載されたビジブル型のエア ズーム ユニットでしょう。前作「ペガサス プラス」には、エア ズーム ユニットが搭載されていませんでしたし、今年4月に発売された「ペガサス 42」に搭載されたエア ズーム ユニットは内蔵型でした。大きなエネルギーリターンを生むための要でもあり、「ペガサス プラス 2」の心臓部とも言えます。

エア ズーム ユニット(機能名としてズーム エア)は、ナイキが持つクッショニング テクノロジーの中で、最もエネルギーリターンに優れていますが、「エア マックス」などに搭載されているエア ユニットとは異なります。
ズーム エアは、高圧のエアバッグ内に、きつく伸ばされた伸張性の高い特殊な繊維を閉じ込めたもの。足が地面に着地すると、その繊維が圧縮されて衝撃を緩衝し、その後、繊維が瞬間的に元の形状に戻ることでパワフルなエネルギーリターンを生み出します。アスリートにクッション性だけでなく、スピードを提供するテクノロジーというわけです。
エア ズーム ユニットを露出したメリット

ビジブルであることもポイント。ビジブル構造のエア ズーム ユニットは、内蔵型のものよりもダイナミックに潰れることができるので、より大きなエネルギーリターンを生み出すことが可能なんです。見た目がかっこいいだけじゃなく、機能的にも意味があるんですね。
ちなみに、「ペガサス プラス 2」に搭載されているエア ズーム ユニットは、「ペガサス 42」に搭載されているものよりも厚みがあるとのこと。また、少しカーブした湾曲形状になっていて、よりスムーズな足運びをサポートしてくれるそうです。
前足部に、ビジブルでエア ズーム ユニットが搭載された「ペガサス プラス 2」。着用したランナーは、特に蹴り出し時に大きなエネルギーリターンを得られ、前へ前へと進んでいくことができるんです。

ミッドソールに採用されていているのは、前作と同じく反発性と軽量性に優れたズームX フォーム。スタックハイト(ソールの厚さ)は、前作よりも3mm厚くなっています。そして、ズームX フォームとエア ズーム ユニットが連動するシステムを採用したことで、前作よりも約18%エネルギーリターンが向上したそうです。

ラスト(足型)は、「ペガサス 42」に初めて使われたMR-10 2.0ラストを採用。履き口周辺にクッション材がしっかり入っていることもあり、足入れ感はかなり「ペガサス 42」と似ています。
スピードで変わる履き心地

歩いているとき、ゆっくりと走っているときは、接地感がとてもソフトで、クッション性の高さを感じます。前作よりソール全体の厚さが増しているほかに、ズームX フォームのおかげ。
少しずつスピードを上げていくと、それに比例するように反発性の高さが際立ってきます。前足部のエア ズーム ユニットにしっかりと乗り込むことを意識すると、より大きな反発を得られる感覚があり、スムーズにスピードを上げていけます。スピードの出しやすさは間違いなく「ペガサス 42」より上だと感じました。

走る速度によって見せる顔が違うというか、一足でゆっくりとしたジョグにも、スピードが欲しいトレーニングやレースにも対応してくれそうです。ナイキのシューズラインナップには、ズームX フォームを全面に使った「ボメロ プラス」というシューズがありますが、そちらと比べるとレスポンスの良さと安定感を感じました(ソフトさ、バウンス感がほしい人には「ボメロ プラス」が適しているのかなと思います)。
前足部にビジブルでエア ズーム ユニットを搭載することで実現した、スピードと機能美。「ペガサス プラス 2」は、新しい体験をさせてくれるシューズでした。