YouTubeが「政治家になりすましたAIフェイク動画」の検出ツールを提供開始


YouTubeはAIによるフェイク動画の対策として、「自分と似た顔が使われている動画を検出する機能」をYouTubeパートナープログラムに参加するクリエイターに提供しています。新たに、類似動画検出機能を政治家やジャーナリストにも提供することが2026年3月10日に発表されました。
Expanding likeness detection to civic leaders and journalists - YouTube Blog
https://blog.youtube/news-and-events/expanding-likeness-detection-civic-leaders-journalists/
Expanding YouTube’s Likeness Detection to Civic Leaders and Journalists - YouTube

YouTubeパートナープログラムに参加している場合、YouTube Studioの「コンテンツ検出」というメニュー内に用意されている「類似性」というタブから類似動画検出機能を有効化できます。この機能が政治家や政府関係者、ジャーナリストにも提供されることが発表されました。


類似動画検出機能を有効化するには、身分証明証のアップロードが必要。


さらに、顔を撮影して本人確認する必要もあります。身分証明証や顔のスキャンデータは本人確認と検出機能の強化にのみ使われ、AIの学習に使われることはないそうです。


類似動画検出機能を有効化すると、YouTube上に投稿されている「自分に似た顔を含む動画」を一覧表示できるようになります。この画面では各動画の投稿日や再生回数を知ることが可能で、YouTubeに対して動画の削除を申請することもできます。


動画の削除を申請すると、YouTube側で削除の可否が検討されます。ただし、YouTubeは「公共の利益のための表現の自由とコンテンツ保護」を重視しており、「パロディや風刺コンテンツは、世界の指導者や影響力のある人物を批判する場合であっても保護の対象である」と考えているとのこと。このため、削除申請を送っても削除されるとは限りません。

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