「メモリ価格が1日で50%値上げされた」とPhisonのCEOが発言

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台湾に拠点を置くNANDフラッシュメモリのコントローラーメーカーであるPhisonのケインセン・プアCEOが、一部のNANDフラッシュメモリメーカーが一夜にして価格を最大50%も引き上げたと発言しました。
Phison says NAND prices jumped 50% overnight as supply crunch continues
https://www.digitimes.com/news/a20260309PD212/phison-nand-flash-inventory-price-2026.html
Phison CEO says that NAND prices hiked by around 50% overnight, highlighting severe shortage in the industry — warns 'our current concern is that both money and inventory are insufficient' | Tom's Hardware
https://www.tomshardware.com/pc-components/ssds/phison-ceo-says-that-nand-prices-hiked-by-around-50-percent-overnight-highlighting-severe-shortage-in-the-industry-warns-our-current-concern-is-that-both-money-and-inventory-are-insufficient
DigiTimesの報道によると、台湾の半導体企業であるPhisonはクラウドサービスプロバイダーやAIハイパースケーラーに製品を直接提供し始めており、エンタープライズSSDソリューションの収益シェアが全体の30%に到達しつつあるそうです。
Phisonは顧客に対して支払い期限の短縮を求めており、一部の顧客には前払いを要求しています。これはPhisonのサプライヤーも同様の対応を取っているためでもあります。この動きはPhisonがより収益性の高いエンタープライズ市場へと軸足を移していることを示すものです。なお、潤沢な資金を持つAI企業はデータセンターの稼働に必要なメモリやストレージチップを確実に入手するために、より高額な支払いを行うことをためらいません。
メモリとストレージコストの急騰による不確実性に対処するため、Phisonは世界中のNANDフラッシュメモリメーカー6社およびDRAMサプライヤー2社と長期契約を締結しています。PhisonのプアCEOはこの契約について、主に十分な供給を確保するために締結されたものであり、コストが最優先事項ではないことを示唆していると語りました。また、Phisonは一部のサプライヤーとはNANDチップのプリペイド購入について交渉しており、不足時にこれらのリソースへの優先アクセスを確保しているとも説明しています。

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これによりPhisonの在庫額は数カ月で約11億2000万ドル(約1780億円)から約15億7000万ドル(約2500億円)に増加しましたが、依然として供給は課題に直面しており、プアCEOは「資金と在庫の両方が不足することが懸念される」と語りました。
価格上昇にもかかわらず、クラウドおよびエンタープライズ顧客からの需要は増加し続けており、結果としてPhisonの収益増加につながっているとのこと。また、Phisonは次世代技術の開発を継続しており、2026年8月までにPCIe 6.0のサンプル提供やPCIe 7.0のサポートに向けた継続的な取り組みなどを進めているそうです。

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