Firefoxのタブにメモできるノートをくっつける「タブノート」機能実装へ
03/18 11:40

ウェブブラウザのFirefoxを開発するMozillaが、ユーザーがウェブ上の作業を中断した場所からスムーズに再開できるよう支援する新機能「タブノート」を開発していることを明らかにしました。この機能は記事作成時点でNightly版で実験的に運用されており、2026年3月24日公開予定のFirefox 149において、実験的機能を提供するFirefox Labsを通じて公式にロールアウトされる予定となっています。
More reasons to love Firefox: What’s new now, and what’s coming soon
https://blog.mozilla.org/en/firefox/firefox-148-149-new-features/

New in Nightly: Tab Notes (feedback wanted!) - Mozilla Connect
https://connect.mozilla.org/t5/discussions/new-in-nightly-tab-notes-feedback-wanted/td-p/117040
タブノートはウェブページに関する備忘録やToDo、個人的な考察などを最大1000文字まで自由に記録できるツールです。ノートを作成するとタブにはふせんを模した新しいアイコンが表示され、タブを閉じて再度開き直した場合でも記録した内容が保持される仕組みになっています。

当初はNightly版でデフォルトで有効化されていましたが、2026年2月25日のアップデート以降は設定画面から手動で有効化する形に変更されました。開発チームは、サイト側でURLが動的に変更された場合でもメモが消失しないよう、データの永続性を高める改良を日々進めていると述べています。
コミュニティサイトのMozilla Connectではユーザーから多彩なフィードバックが寄せられており、ノートをかんばん方式のダッシュボードで一覧管理する機能や、Thunderbirdのカレンダーと同期させる機能などの提案が行われています。
一方で、記事作成時点ではメモがURLに依存しているためページ内で遷移すると消えてしまったり、Enterキーによる確定操作が異なったりするなど、改善を要する課題も指摘されています。
また、アドレスバーの検索対象にノートの内容を含める案や、ノートの内容をタブのタイトルとして流用するカスタマイズ案なども出されており、Mozillaの責任者であるアジット・バルマ氏は、「コミュニティの声を反映させたロードマップに基づき、今後数ヶ月でさらなるプライバシー保護と利便性を備えたブラウザへと進化させていく」と表明しています。
なお、Firefox 149ではタブノートの他にも、アメリカ・フランス・ドイツ・イギリスで提供が開始される月間50GBの無料内蔵VPNや、2つのページを並べて表示する分割ビュー機能など、多くの新機能が導入される予定。さらに、生成AI機能のオン・オフを個別に制御できるAIコントロールや、AIが要約や比較を支援するスマートウィンドウもオプションとして用意されます。また、これらの機能拡充に合わせ、ウェブサイトや製品全体のデザイン刷新も行われ、新しいマスコットの「Kit」が登場するなど、ブランドイメージの現代化も図られているとのことです。
