三浦貴大が語る『風、薫る』奥田亀吉役「時代の結婚観や男女の関係性を象徴する役割。『嫌いになってほしいな』という気持ちで演じて」
04/23 08:15
婦人公論.jp

見上愛さんと上坂樹里さん主演の連続テレビ小説『風、薫る』(NHK総合/毎週月曜~土曜8時ほか)。明治期に看護師という職業の確立に貢献した大関和さんと鈴木雅さんをモチーフにしたバディドラマ。見上さん演じる一ノ瀬りんと、上坂さん演じる大家直美の2人が、患者や医師との向き合い方に悩み、ぶつかり合いながら成長し、やがて“最強のバディ”になっていく物語。
奥田亀吉を演じるのが、俳優の三浦貴大さんです。りんが住む村の隣町で明治時代になって運送業をはじめ、一代で財を成しました。老舗の店主たちからは冷ややかな目で見られています。りんと結婚し、娘の環が生まれましたが…。
奥田亀吉を演じる三浦貴大さんがコメントを発表しました。
自分への劣等感が刺激され
――亀吉の人物像をどのように感じていらっしゃいますか?
脚本を読んで、時代的に亀吉のような人間がいることは想像できますし、役として演じるのはおもしろいと思ったのですが、僕個人としては「この人あまり好きじゃないな」という印象でした……。
まずは当時のことを調べながら時代背景などを理解し、自分の中に落とし込んでいくことから始めました。
亀吉は飛脚から一代で運送業を成功させた人なので、ビジネスのセンスがある人だと思います。苦労もしたと思いますし、ここまでの道のりでは妬まれたり周りから妨害されたりしたかもしれません。
「奥田屋」を成功させるために元家老の娘・りんを妻に迎えるわけですが、いざ結婚してみると身分がない自分への劣等感が刺激され、それが被害妄想に近いものになってしまっている人ではないかと思います。
まっすぐな性格だとは思うので、前妻との息子と同じ歳であるりんと複雑な思いで向き合っているのかなと想像しています。

主人公のりんが新しい道へ向かっていくためのターニングポイントとして、その時代の結婚観や男女の関係性を象徴する役割を演じ切りたいので、見ている人には「亀吉をぜひ嫌いになってほしいな」という気持ちで演じています。
『国宝』では竹野役
三浦さんは、1985年生まれ、東京都出身。主な出演作品に映画『やがて海になる』『恒星の向こう側』ドラマ『相続探偵』など。
昨年は、映画『国宝』に出演。歌舞伎の興行を手掛ける三友の社員・竹野を演じました。連続テレビ小説は『エール』、大河ドラマは『花燃ゆ』『いだてん~東京オリムピック噺~』に出演しています。
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連続テレビ小説114作目となる『風、薫る』の脚本は吉田智子さん。主題歌は、Mrs. GREEN APPLEの『風と町』。占い師の真風(まじ)役の研ナオコさんが、語りも務めます。
原案は田中ひかるさんの『明治のナイチンゲール 大関和物語』(中央公論新社刊)。