門脇遥香、引きこもりから大河女優のシンデレラストーリー「ドラマに勇気をもらった」
11/07 04:00

新人女優の門脇遥香(21)が、2日放送のNHK大河「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(横浜流星主演、日曜・後8時)で女優デビューした。放送後、初々しさの中に気品のあるたたずまいで注目が集まっている。
喜多川歌麿(染谷将太)が描いた美人画のモデル・豊ひな役。りつ(安達祐実)のもとで働く芸者で、おきた(椿)、おひさ(汐見まとい)と並ぶ「寛政三美人」の一人とされる。大抜てきの起用に「撮影は緊張しましたが、出演できてうれしいです」と喜びをかみ締めた。
2023年のテレビ朝日系ドラマ「何曜日に生まれたの」を見て、女優を志した。飯豊まりえ(27)が演じる引きこもりの主人公が社会復帰する物語だが、門脇自身も高校時代に不登校となり、卒業後も引きこもりの生活だった。
「ドラマに勇気をもらい、立ち直るきっかけになりました」。それから「自分を変えて外に出てみよう」と奮い立たせ、昨年から「何曜日―」を手掛けた脚本家・野島伸司氏(62)が総合監修を務める俳優養成所「ポーラスター東京アカデミー」に通い始めた。
8月に「プロダクション尾木」と契約。同月末に大河のオーディションに合格し、シンデレラストーリーが幕を開けた。将来は朝ドラのヒロインが目標。「目を引くお芝居ができる女優になりたい」と大きな瞳を輝かせた。(有野 博幸)
◆門脇 遥香(かどわき・はるか)2004年8月20日、神奈川県生まれ。21歳。趣味は音楽鑑賞。好きな漫画は「HUNTER×HUNTER」。特技はピアノ、腹話術、クレーンゲーム。憧れの女優は長澤まさみ、杉咲花。153センチ。今後はグラビアにも挑戦する予定。