福士蒼汰、「恋仲」以来11年ぶりフジ系連ドラ主演 23年ぶり出演・緒形直人と異色警察タッグ

ドラマ「東京P.D.警視庁広報2係」で初共演する福士蒼汰(左)と緒形直人

 俳優の福士蒼汰(32)が来年1月期のフジテレビ系連続ドラマ「東京P.D.警視庁広報2係」(火曜・後9時)に主演することが6日、分かった。23年ぶりに同局連ドラに出演する緒形直人(58)と初タッグを組む。

 警察組織の情報の全てが集まる「広報課」に焦点を当てた珍しい作品。1係が庶務と音楽隊、2係が報道担当、3係がドラマへの協力やバラエティーなどのメディア露出を担当するが、福士は捜査一課の刑事に憧れながら、広報課2係に異動となる今泉を演じる。

 対外的にはメディアとの交流を通じて、時に利用し、時に情報をリークしてコントロールを試みるなど、一筋縄ではいかない仕事を担うが、今泉は、過去に起きた事件のトラウマで記者に対して不信感があり、複雑な思いを抱く役どころだ。

 福士は「あまり知られていないことをドラマ化するのは面白いと思う。(広報の仕事の)裏側やメディアとのつながりを知ることができて(台本を)面白く読ませていただきました」。自身は「恋仲」以来11年ぶりの同局連ドラ主演に「驚きました。今回(約)10年ぶりに帰ってきて、緒形直人さんとご一緒できるので、また違った自分を見せることができるのでは」と期待を込めた。

 緒形は2係の係長・安藤役。酒好きで宴会好きだが、元捜査一課の刑事らしく洞察力が鋭い切れ者。未解決事件で、ある過去を抱えている。

 03年の「僕だけのマドンナ…and I Love Her」以来となる同局連ドラ出演に「これだけ社会派な内容のドラマはなかなかない。いいドラマを福士くんと作っていきたい」と気合十分。デビュー作が同局製作の映画「優駿 ORACION」(1988年)とあって「実は僕はフジテレビ出身の俳優です!(笑)。久しぶりのフジテレビドラマ、頑張りたい」と意気込んでいる。

 〇…今作は複数の脚本家が集まり、全体のストーリー、構成を共同で執筆するライターズルーム方式を採用。リアリティーにこだわり、元警視庁担当記者、報道記者が原案者となっている。タイトルの「P.D.」は「Police Department」の略。