【巨人】丸佳浩「長嶋さんが打たせてくれたのかな」7日に棺を乗せた車が東京D周回後に1号ソロ

6回2死、右翼フェンス直撃の二塁打を放つ丸佳浩(カメラ・小林 泰斗)

◆日本生命セ・パ交流戦 2025 巨人5―0楽天(8日・東京ドーム)

 巨人はロースコアゲームを制して2連勝。1軍野手最年長36歳の丸佳浩外野手は「4番・左翼」で先発出場。20年9月16、17日の阪神戦(東京ドーム)で第90代4番打者を務めて以来の大役を担い、6回2死で右中間フェンス直撃の二塁打を放つなど2安打で勝利に貢献し「4番目(の打者)ではあるけど、当然大事な局面で回ってくることが多い打順。しっかりいけたらと思っていた」とうなずいた。

 前日7日には、午後3時13分から24分にかけて長嶋茂雄さんの棺を乗せた車が、同戦が行われていた東京ドームの周りを1周。4時3分に斎場に到着した時間帯に増田陸と丸の2者連続弾が生まれた。同日の試合後に通夜に参列した丸は、喪主で娘の三奈さんとの会話でもその話題が出たと明かし、「長嶋さんが打たせてくれたのかな、と本当に思います」と感慨深げに振り返った。