ドジャース―パドレス戦で珍事連発 アウトじゃないの? ボールが手から離れず… 警告試合なのに…

◆米大リーグ ドジャース―パドレス(17日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が「1番・指名打者」でスタメン出場し、パドレス・松井裕樹投手(29)もリリーフ登板した試合で珍事が連発した。

 まずはドジャースが1点を追う3回1死。大谷が右太もも付近に今季2つ目の死球を受けて「アッ!」と絶叫した。ナ・リーグ西地区のライバル対決。前日の4連戦初戦でもパヘスが死球を受けて投手のシースをにらみつけて一触即発の事態となり、この試合でも3回に2番手右腕のトリビノがパドレスのタティスに死球を当てていたとあって球場からは大ブーイングが起きて騒然となり、ロバーツ監督は審判団に詰め寄って怒りを爆発させて猛抗議して退場処分となり、両軍に警告が与えられた。

 警告試合となった中だったが、7回にはサウワーがイグレシアスに死球。パドレスベンチからマチャドが飛び出してまたしても一触即発の雰囲気となった。さらに7回1死一塁でアラエスのゴロを二塁手・エドマンが、二塁のベッツに送球したがボールを落としてセーフ判定。だが、スライディングをしたタティスはアウトになったと勘違いしてベンチに歩きかけた。するとボールを拾ったベッツがタッチ。タティスは驚いたような表情を見せ、二塁塁審もアウトコールをしたが、すでにプレーが途切れていたため同プレーは認められず、タティスは命拾いした形となった。

 さらに2死満塁でドジャース4番手右腕のコペックは投球動作に入ったがバランスを崩して手からボールを離すことが出来ずにボーク。1点が入るという珍しいシーンもあった。