【中日】野手の激突落球から痛恨の逆転負け…"V率0%" 井上一樹監督「必死さゆえに」根尾昂の投入「後悔はない」

6回無死で佐藤輝明の中堅への打球を中堅手・花田旭(右)と左翼手・細川成也が交錯して落球し、三塁打となる(カメラ・豊田 秀一)

◆JERAセ・リーグ 阪神2―1中日(17日・甲子園)

 中日が、痛恨の逆転負けで借金は今季ワースト9に膨らんだ。過去、両リーグで借金9以上を背負って頂点に立ったチームはなく、データ上で優勝確率は0%となった。

 1点リードの6回に、まさかのプレーから失点を許した。先頭の佐藤の左中間への飛球を花田と細川が激突して落球した。三塁打になり、好投していた柳が大山に同点打を浴びた。2番手の根尾が7回に森下に決勝ソロを被弾。今季6度目の登板で初失点となった。8日にプロ初勝利を挙げるなど好調の右腕。要所で投入したが、24年8月4日以来の黒星を喫した。

 井上一樹監督の試合後の主な一問一答は以下。

 ―決勝弾を浴びた根尾は。

 「やっぱり入りの初球だから。警戒して投げるべき球だけど。あそこで根尾を投げさせたことに後悔はない。打たれたら揶揄(やゆ)されるかもしれないけど、調子、これまでの投球で自信をつけつつあるところで、いけると思って決断したわけだから。本人はもちろん悔しいでしょうし、結果的にあれが決勝点になったから。それを糧にして、ああいう場面で投げてナンボだよというのは、これからも持ち合わせてほしいと思います」

 ―柳は粘った。

 「柳はやっぱり粘り強く投げた。かわいそうだと俺が言うのではなく、周りの選手が『柳があれだけ頑張っているのに、なかなか勝ちが付かない』と。みんなが思ってくれたら、後々に返ってくると思います」

 ―細川と花田の激突。

 「何しとんねんという見方もあると思うけど、やっぱり一個のボールに集中する必死さがゆえに出てしまった。お互い、声を出さずに追っていたわけじゃない。押すところと引くところの加減の難しさ。それこそ、柳が頑張っているからと必死になってしまうところもあっただろうし」