神戸、連覇がかかる天皇杯初戦へ 吉田孝行監督「チャンスをものにしてほしい選手を出したい」チーム内競争に期待

練習する神戸の選手たち

 J1神戸は8日、神戸市内のグラウンドで約1時間練習を公開した。11日には天皇杯2回戦・高知戦(ノエスタ)を控えており、2連覇に向けた戦いが始まる。

 選手たちはボール回しやゲーム形式など、集中力高く練習を行った。高知戦のスタメンについて、吉田孝行監督は「チャンスをものにしてほしい選手を出したい気持ちがある」と、この日は別メニュー調整となったFW大迫勇也ら、一部の主力を除いたメンバーで戦うことを示唆した。

 リーグ3連覇を目指す今季は、リーグ前半戦(1試合未消化の18試合)を終えて勝ち点30で6位につけている。開幕直後はACLEを含む、8連戦の影響もあり負傷者が続出。それでも、徐々に選手が戻ってきて勢いづくと4連勝も記録した。後半戦で優勝争いに加わっていくためには、指揮官が常々口にする「競争」が必要。結果はもちろん、「この選手がレギュラー争いに加わってこいよ、という思いがあれば使う。今後のレギュラー争い、もしくはベンチに入ってくるような、いい競争をしないと」と底上げも同時に図っていく。