三浦知良、告別式のミスターに感謝「サッカー界の長嶋さんになりたいと。追いつけるものじゃない」初めて肉声で語る
06/08 16:50
サッカーJFL・アトレチコ鈴鹿の元日本代表FW三浦知良が8日、3日に89歳で永眠した長嶋茂雄・巨人軍終身名誉監督への感謝を初めて肉声で表明した。
この日、第11節・クリアソン新宿戦に2戦連続でベンチ入り。出場はなかったが、チームは1―0で4試合ぶりに勝利した。試合後、取材に応じたカズは「長嶋さんは大きな影響を受けたスポーツ選手。僕以外もそうだと思う。いろんな人生の中で、長嶋さんという人が、すごくみんなの目標に向かっていく中で、すごく大きな存在であったと思う。僕自身もそう。本当に長嶋さんには『ありがとうございました』という気持ちでいっぱいです」と、ミスターの他界後初めて、肉声で語った。
3日には、クラブを通じて「『サッカー界の長嶋茂雄のような存在になりたい』これからJリーグが創設されようという頃、憧れにとどまらない決意にも似た思いで、取材時にそう答えていたのを思い出します」とコメント。この日、改めて長嶋さんのような存在になれたかを問われ「どうですかね。ずっと現役でやっているので。長嶋さんは活躍して、監督にもなった。監督という仕事でまた違う部分で、大きくなっていくと思う。僕の場合はずっと選手。30年、40年前となにも変わっていない。成長してるのかな?と(笑)。そのへんは比べられない。追いつけるものじゃないと思います」とミスターを存在の大きさを強調した。
カズは昨年7月に鈴鹿に加入し、12試合に出場。今季はケガの影響で3月9日の開幕戦には間に合わなかったが、6月1日の第10節・FCマルヤス岡崎戦で今季初のベンチ入り。今季も、自身が持つリーグ最年長出場記録の57歳272日と、最年長得点記録55歳259日の更新が期待される。