「なぜスペインの選手達は(パレデスの暴挙を)見てただけなんだ?」元スウェーデン代表イブラヒモヴィッチ氏がW杯決勝“乱闘騒ぎ”を猛批判…「私がいたら頭突きを食らわせていた」

 サッカーの北中米大会の決勝後にアルゼンチンのMFレアンドロ・パレデス(32)らがスペインの選手に暴力をふるうなど大暴れした“暴挙”の波紋が広まっている。元スウェーデン代表の“レジェンド”ズラタン・イブラヒモヴィッチ氏(44)は米FOXスポーツで「パレデスは、あの場に私のような選手がいなかったことを幸運に思うべきだ。もし私がそこにいたなら、彼に頭突きを食らわせて退場になっていただろう」と発言して、その行動を批判した。パレデスはSNSで事件後初めてメッセージを発信したが、そこに謝罪の言葉がなくまた問題となっている。

 「あれはプロらしくない振る舞いだ」

 スウェーデン代表として歴代最多得点記録を持つ“ビッグマウス”が黙っていなかった。今大会で米FOXスポーツでの解説を務めてきたイブラヒモヴィッチ氏だ。 
 スペインに延長戦の末0-1で敗れたアルゼンチンが試合終了後に起こした暴挙を独特の表現で厳しく批判した。
「パレデスは、あの場に私のような選手がいなかったことを幸運に思うべきだ。もし私がそこにいたら、彼に頭突きを食らわせて退場になっていただろう。あれはプロらしくない振る舞いだ」
 大騒動は試合終了のホイッスルが鳴った直後にピッチ上で起きた。
 途中交代していたスペインの主将ロドリがチームの優勝を祝福しようとセンターサークルに向かった走り出した際、ナウエル・モリーナが体当たりをしたことが発端となった。ロドリは立ち上がって抗議すると、スペインのボルハ・イグレシアスとエリック・ガルシアが加勢。すぐにモリーナへ詰め寄った。すると騒動は一気に拡大した。そこにパレデスが走り込んできた。
 ガルシアを突き飛ばして倒し、さらに“ノド輪”をまでかました。スペインのガビも騒動に加わると、パレデスと、ティアゴ・アルマダによって倒され、ガルシアはガビの襟元をつかんで引きずり回した。リオネル・スカローニ監督らが仲裁に入り、事態は収束したが、晴れの決勝に汚点を残す暴挙となっていた。
 ACミランなどで活躍し2023年を最後の現役引退したイブラヒモヴィッチ氏は、さらにガルシアやガビを守るために反撃をしなかったスペインにも苦言を呈した。
「スペインの選手たちは一体何をしていたんだ? なぜ自分たちの仲間がやられているのを見ているだけなんだ」
 ただメッシにシュートを一発しか打たせずに封印。攻撃的なサッカーで終始アルゼンチンを支配していた4大会2度目のスペインの優勝を高く評価した。
「今日はサッカーの勝利だ。サッカーを観戦するというのは、スペインのようなスタイルのプレーを見たいということなんだ。。アルゼンチンは枠内シュートを1本も打たなかったじゃないか。スペインは優勝すべきチームだった。大会前、私は、どのチームが優勝するか?と聞かれて、スペインだと答えた。つまり、私が言うことは現実になるんだ」
 自画自賛を加えることを忘れていなかった。

 

 一方で、イブラヒモヴィッチ氏に強烈な批判を受けたパレデスが“事件後”初めて自らのインスタに心境を投稿した。
「ありがとう、アルゼンチン。今日も、そしてこれからもずっと愛しています。今日は、私たちの国にふさわしい喜びを届けることができなかったことに、胸が張り裂けるほどつらい気持ちでこの言葉を書いています」
 延長戦の末0-1で敗れ連覇に届かった思いを吐露し、こう続けた。
「しかし同時に、自分たちが持てるすべてを出し切り、再び祖国の旗を最高の舞台に掲げることができたことを、誇りに思っています。この代表チームの一員だったすべての人へ感謝します。このユニフォームを背負い、毎試合最後の最後まで命を懸けて戦った仲間たち、本当にありがとう。アルゼンチン史上最高の代表チームの一員でいられたことを誇りに思います」
だが、このメッセージに大暴れした暴挙への謝罪の言葉が一切なかったことが問題になった。英「デイリーミラー」は「パレデスは自身のSNSで初めて沈黙を破ったものの、この乱闘への自身の関与について謝罪することはなかった」と批判的に報じた。
 FIFAは、パレデスらの暴挙について正式な調査を開始したことを発表。試合後に起きた一連の出来事を調査するため、懲戒・倫理検察官を任命した。英「BBC」によると「ルゼンチンの複数の選手とコーチングスタッフは、有罪と判断された場合、厳しい処分を受ける可能性がある。またアルゼンチンサッカー協会も追加の罰金を科される恐れがある」という。

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