【バレー】日本の守護神・小川智大「アグレッシブに支える」テーマ「挑戦」…ネーションズリーグへ出発

ネーションズリーグ1次リーグ中国大会に出国した小川智大(カメラ・宮下京香)

 バレーボール男子日本代表が8日、中国・西安で行われるネーションズリーグ(NL)1次リーグ第1週に向けて羽田空港から出国した。

 2028年ロサンゼルス五輪に向けた新体制は、11日の中国との1次リーグ第1戦で初陣。日本男子は23年銅、24年銀と2大会連続でメダルを獲得してきた。リベロの小川智大(サントリー)は冷静に見据えており、「大きな目標というより、まずは1個1個の試合でしっかりと戦うことができればいい。勝っている姿を見せられるように頑張っていきたい」と言葉に力を込めた。

 昨夏のパリ五輪はリベロが1枠となり、代表入りを果たせなかった。ロス五輪に向けては「クラブシーズンを通して戦っていく上で『よし、目指そう』というよりは、代表招集の話をいただいたタイミングで徐々にしっかり考えていく時間が増え、ふとした時に『よし、やるか』となりました」と気持ちの変化を明かした。

 昨年大会で主力を張ったアウトサイドヒッター(OH)の石川祐希(ペルージャ)や高橋藍、セッター関田誠大(ともにサントリー)らが合流しない中国大会。「僕は表だってというより裏で支えたいタイプ」という日本の守護神は、個人では「挑戦」をテーマに掲げた。「思い切ってプレーする意味でチャレンジしたいいつも引っ張ってもらっていたOHやセッターがいないので、アグレッシブに選手を支えたいし、周りの選手のメンタル面やプレーのケアはいつも通り、やりたいです」と頼もしかった。