【卓球】女子優勝の中国・孫穎莎「レベルの高い試合だった」ファン熱狂 けがは問題なく「やや疲労」…シンガポール・スマッシュ
03/01 23:36

◇卓球 ◇WTTシンガポール・スマッシュ 最終日(1日、シンガポール・OCBCアリーナ)
【シンガポール 1日=宮下京香】女子シングルスで、世界ランク1位の孫穎莎(そん・えいさ)が自身5度目となるグランドスマッシュの頂点に立った。決勝で同ランク2位の王曼昱(おう・ばんいく)との中国勢対決で、昨年の中国スマッシュの借りを返し、4―2で退けた。優勝賞金10万ドル(約1500万円)を獲得した。
孫は「曼昱選手とは長い間よく対戦しており、今日はお互いにベストプレーができていたと思います。強度やボールの質という点でも、女子卓球の中で非常にレベルの高い試合だったと感じています。5ゲーム目では、リードを許す展開の中、チャンスを探しながら取り返そうとしました。結果的に、5ゲーム目を取れたことが、試合のターニングポイントになったと思います」と納得の表情で振り返った。
昨年12月のWTTファイナルズ香港を負傷で途中棄権。状態が心配されたが、「コンディションには概ね満足しています。リハビリや試合でのサポートなど、チームに大変支えていただき、競技感覚や技術を発揮できる状態まで戻すことができました。最も大切なのは完全に回復することなので、これまで慎重に取り組んできました。大会が進むにつれて試合時間が長くなり、強度も上がっている。やや疲労を感じました。ただ、怪我がプレーの妨げになっているとは感じていません」と強調した。
前日2月28日の準々決勝で日本の左のエース・早田ひな(日本生命)を4―2で撃退。この日昼頃に行われた準決勝では、中国の若手・チェン・イーを4―1で下していた。決勝では先に2ゲーム(G)を奪い、2―2に追いつかれながらも第5Gで7―10から逆転。8―10の場面では慎重にサーブを放ち、ラリーから最後はバックドライブをストレートに打ち抜いた。執念の勝負強さを見せ、超満員のファンが詰めかけた会場を熱狂の渦に包んだ。