市原吏音「圧倒的リーダーシップがある選手が真のリーダー」ロス五輪世代の絶対的キャプテンを突き動かす、W杯戦士・塩貝健人の言葉【KICK OFF! J】
09/05 14:00

9月16日に初戦を迎えるサッカー男子のアジア大会。その舞台に挑む若き日本代表において、ロス五輪世代の絶対的なキャプテンとして期待を集めるのが21歳のディフェンダー、市原吏音(りおん)だ。
2025年、RB大宮アルディージャでJ2のベストイレブンに輝くなど目覚ましい活躍を見せた市原は、2026年1月にオランダの強豪・AZアルクマールへと完全移籍を果たした。ヨーロッパの地で新たな挑戦を続ける若きセンターバックは、強い覚悟を胸に抱いている。
「負けたくないなって気持ちもありますし、A代表を夢見てずっとやっているので」
世代屈指のディフェンダーとして着実にステップアップを遂げる市原。ロス五輪世代の先頭に立つ彼が追い求める「キャプテン像」の原点は、古巣・大宮時代にあった。
恩師・長澤監督の言葉「キャプテンじゃなくてリーダーになれ」
ゲームキャプテンを託してくれた当時の大宮・長澤徹監督から掛けられた一つの言葉が、今も市原の胸に強く刻まれている。
『キャプテンじゃなくてリーダーになれ』
その言葉の真意について、市原は自身の考えをこう語る。

「キャプテンマークを巻いてプレーすることは誰でもできるけど、リーダーというのは全員をまとめたりとか、先頭に立って勝利に導いていく存在。ハプニングが起きても動じないメンタリティとか、圧倒的リーダーシップがある選手が真のリーダーなんじゃないかなと思います」
単に腕章を巻くだけの存在にとどまらず、ピッチ上で圧倒的なリーダーシップを発揮し、チームを勝利へと引き上げる「真のリーダー」へ。市原はその姿を追い求め続けている。
塩貝健人からの刺激と「A代表」への強い想い
理想のリーダー像を模索する中で、市原が大きな刺激を受けた存在がいる。同い年であり、北中米ワールドカップに出場したFW塩貝健人(21)だ。
ブラジル戦に敗れた翌日、塩貝から届いた連絡と一言が、市原の心に火をつけたという。

「『俺たちはもっとやらなきゃダメだよ』みたいなのを健人が言ってきて。(W杯に)行ってない自分と行った健人では、たぶん経験したものが全然違うんだなっていうのに気づいて。負けたくないなって気持ちもありますし、自分の代の代表だけじゃなくて、やっぱりA代表を夢見てずっとやっているので。自分ももっともっとやらなきゃなって」
同世代のライバルが世界最高峰の舞台で体感した現実の厳しさとレベルの高さ。その熱量に触れたことで、市原の中でA代表への想いと「もっと成長したい」という強い欲求はさらに増すこととなった。
アジア大会「優勝しなきゃいけない国」
アジア大会に向け、市原の視界には「頂点」しか映っていない。日本代表として臨む大会への強い決意を口にする。
「優勝しなきゃいけない国だと思うし、優勝できるメンバーが揃っていると思うので。死に物狂いで優勝っていうのを取りにいかなきゃいけないなと思ってます」
「真のリーダー」としてチームを牽引し、アジアの頂点へ立つ。オランダで成長を続ける市原吏音が、死に物狂いの覚悟でアジアの戦いへと挑む。
◆アジア大会 サッカー日本代表 日程
【グループA 】
9月16日(水)日本 vs 香港(豊田スタジアム)
9月20日(日)キルギス vs 日本(豊田スタジアム)
9月23日(水・祝)日本 vs タイ(豊田スタジアム)
※TBSテレビ『KICK OFF! J』(毎週日曜深夜0時58分~)2026年8月30日放送より